Preplyに日本語講師として登録して、まず悩むのがプロフィールの自己紹介ではないでしょうか。「何を書けばいいのか分からない」「英語で書くべき?日本語で書くべき?」「資格がないけど大丈夫?」——白紙の入力欄を前に、手が止まってしまう方は多いと思います。
プロフィールは、生徒があなたのレッスンを予約するかどうかを決める、最初の判断材料です。この記事では、Preplyで日本語を教えている現役のオンライン日本語教師として、プロフィールの書き方の考え方と、そのまま使える例文を日本語・英語の両方でまとめました。筆者のプロフィールスコアは95%ですが、ここで紹介するのは「スコアを上げる裏技」ではなく、「生徒に選ばれるために何を伝えるか」という視点です。
プロフィールは「自分の紹介」ではなく「生徒への提案」
自己紹介というと、自分の経歴や趣味を並べたくなります。でも、生徒がプロフィールを読むときに知りたいのは、「この先生は、自分の悩みや目標に合っているか」です。
そこで、プロフィールを書くときは次の3つを意識すると、ぐっと伝わりやすくなります。
- 誰に教えたいか:初心者、仕事で日本語を使う人、JLPT受験者、日本旅行を控えた人など。
- どんなレッスンをするか:会話中心、文法を基礎から、ロールプレイ、宿題つきなど。
- 続けるとどうなれるか:「3か月後には自己紹介と簡単な雑談ができる」のように、生徒が自分の未来を想像できる言葉。
「誰にでも教えます」は一見親切ですが、生徒から見ると「自分向けかどうか分からない」になりがちです。経験上、対象を少し絞ったほうが、その層の生徒には響きやすいと感じています。
プロフィールを構成する要素と書き方のポイント
プロフィールの項目はプラットフォームの仕様によって変わることがありますが、主に次のような要素で構成されています。最新の項目は公式の画面で確認してください。
| 要素 | 役割 | ポイント |
|---|---|---|
| 写真 | 第一印象 | 明るい場所で、顔がはっきり見えるもの |
| 見出し(キャッチコピー) | 一覧で目に入る一行 | 対象と強みを短く |
| 自己紹介文 | 人柄と経歴 | 生徒との共通点・教える理由 |
| レッスン内容の説明 | 何をするか | 流れと教材を具体的に |
| 紹介動画 | 話し方・雰囲気 | 話すスピードと笑顔が伝わるように |
英語と日本語、どちらで書く?
生徒は世界中から来るので、メインは英語で書き、やさしい日本語を添える形がおすすめです。初心者はまだ日本語が読めませんし、中上級者は「日本語の文章も読める」ことで安心することがあります。英語に自信がなくても、短い文で書けば十分伝わります。
資格や経験はどう書く?
オンラインのプラットフォームや個人レッスンで日本語を教えること自体には、資格は法的に必須ではありません。国家資格の「登録日本語教員」は、留学生を受け入れる「認定日本語教育機関」で教えるために必要な資格です。
ただし、資格や養成講座の受講歴はプロフィール上の信頼材料になります。持っている方は具体的に書きましょう。持っていない方は、無理に飾らず、「なぜ日本語を教えたいのか」「どんな経験を活かせるのか」を丁寧に書くほうが誠実に伝わります。
そのまま使える見出しの例文
見出しは、一覧で生徒の目に最初に入る一行です。「対象」と「強み」を入れるのがコツです。
日本語の例
- 初心者歓迎!ひらがなから、ゆっくり楽しく日本語を始めましょう
- 仕事で使える日本語を。敬語とビジネス会話をロールプレイで練習
- JLPT対策も会話練習も。あなたの目標に合わせたオーダーメイドレッスン
英語の例
- Friendly Japanese tutor for beginners – start from hiragana with confidence
- Business Japanese & keigo practice through real-life role-plays
- Personalized Japanese lessons for JLPT and everyday conversation
自己紹介の例文(日本語)
ここからは、対象別の例文です。【 】の部分はご自身の内容に置き換えてください。経歴や資格は、実際のものだけを書くようにしましょう。
例1:初心者向け
はじめまして、【名前】です。【出身地】出身で、今は【住んでいる場所】に住んでいます。 私のレッスンでは、ひらがなやあいさつから、ゆっくり日本語を始めます。はじめは英語でサポートしながら進めるので、日本語がまったく分からなくても大丈夫です。 毎回のレッスンのあとには、今日学んだことをまとめてお渡しします。「日本語で自己紹介ができるようになりたい」という方、いっしょに楽しく始めましょう!
例2:ビジネス日本語向け
はじめまして、【名前】です。【前職・業界】で【年数】働いた経験があります。 日本の職場では、敬語やメール、会議での話し方など、教科書だけでは学びにくい日本語がたくさん使われます。私のレッスンでは、あなたの仕事の場面に合わせたロールプレイで、実際に使える表現を練習します。 「日本の会社で働きたい」「日本人の同僚ともっとスムーズに話したい」という方を応援します。
例3:JLPT・試験対策向け
はじめまして、【名前】です。 JLPTの合格を目指す方に向けて、文法・語彙・読解の対策をしています。ただ問題を解くだけでなく、なぜその答えになるのかを、あなたのレベルに合わせて説明します。 苦手な分野を一緒に見つけて、試験日までの計画を立てましょう。会話練習もできるので、「試験にも受かりたいし、話せるようにもなりたい」という方にもおすすめです。
例4:資格はないが、経験を活かしたい人向け
はじめまして、【名前】です。【これまでの経験:例「海外の友人に日本語を教えてきた」「外国人の同僚をサポートしてきた」】経験から、日本語を学ぶ人の「分からない」に寄り添うことを大切にしています。 レッスンでは、あなたの興味や目的に合わせてテーマを決め、楽しく話しながら自然な日本語を身につけていきます。 間違えても大丈夫です。リラックスして、たくさん話しましょう!
自己紹介の例文(英語)
英語の自己紹介も、対象別に用意しました。
Example 1: For beginners
Hi, I'm [Name], a Japanese tutor from [Hometown], Japan. In my lessons, we'll start step by step – from hiragana and basic greetings to simple conversations. I can explain in English, so don't worry if you're a complete beginner. After each lesson, I'll give you a summary of what we covered and what to practice next. Let's start your Japanese journey together!
Example 2: For business Japanese
Hello! I'm [Name]. I worked in [industry] for [number] years before becoming a Japanese tutor. Working in Japan requires more than textbook Japanese – keigo, emails, and meetings all have their own rules. In my lessons, we'll practice the exact situations you face at work through role-plays. If you want to communicate more smoothly with Japanese colleagues or clients, I'd love to help.
Example 3: For JLPT preparation
Hi, I'm [Name]. I help learners prepare for the JLPT with focused practice on grammar, vocabulary, and reading. I don't just give you the answers – I'll explain why, at a level that makes sense to you. Together, we'll find your weak points and make a study plan until your exam day. We can also include conversation practice, so you can pass the test and actually speak Japanese.
Example 4: Lesson description
What my lessons look like:
- A quick chat to warm up
- The main topic, tailored to your level and goals
- Speaking practice using what you just learned
- A short review and homework suggestion
I adjust everything to your pace, so feel free to tell me what you want to focus on.
書くときに避けたいこと
- 連絡先や外部のリンクを載せる:Preplyを含む多くのプラットフォームでは、規約で制限されています。プロフィールにもメッセージにも書かないようにしましょう。
- 事実ではない経歴や実績を書く:レッスンが始まれば分かってしまいますし、信頼を失います。
- ネガティブな表現が多い:「〜はできません」「〜の方はお断り」が続くと、全体の印象が固くなります。
- 長すぎて読みにくい:段落を分け、1段落は2〜3文くらいにすると読みやすくなります。
公開前・見直し用のチェックリスト
- 写真は明るく、顔がはっきり見えるか
- 見出しに「誰に」「何を」が入っているか
- 自己紹介に、生徒が自分の未来を想像できる一文があるか
- レッスンの流れが具体的に書かれているか
- 英語とやさしい日本語の両方があるか
- 資格・経歴は事実だけを書いているか
- 連絡先や外部リンクを書いていないか
- プロフィールの入力項目に空欄が残っていないか
プロフィールを整えても予約が入らないときは、単価や空き時間など、ほかの原因も考えられます。Preplyで予約が入らないときのチェックリストで原因と対策を整理しているので、あわせて読んでみてください。また、プロフィールで「毎回まとめをお渡しします」と書いた場合は、それを実際にトライアルで見せられるかが継続の分かれ目になります。詳しくはトライアルレッスンのあと、生徒が継続してくれないのはなぜ?で書いています。
TutorHubなら、プロフィールに書いた「約束」を無理なく守れる
例文の中に「レッスンのあとにまとめをお渡しします」「あなたに合わせた教材を用意します」と書きました。プロフィールで約束したことは、実際のレッスンで守ってこそ、レビューにつながります。ただ、生徒が増えるほど、これを毎回手作業で続けるのは大変です。
TutorHubは、こうした講師側の作業を軽くするためのツールです。
- AI学習記録:レッスンのチャットログやメモを貼り付けると、その生徒の過去の記録を踏まえて「今回の要約」「生徒へのフィードバック」「次回に向けて」をAIが作成します。生成後は自由に編集でき、フィードバックは生徒の翻訳言語にワンクリックで翻訳できます。
- オーダーメイド教材:生徒のレベル・目的・テーマを選ぶと、フレーズ練習や会話例、ロールプレイなど、その生徒専用の教材をAIが作成します。ビジネス日本語のロールプレイなど、プロフィールで打ち出した強みをそのまま形にできます。
- 生徒管理:生徒のレベル・目標・講師専用メモを1画面で管理できるので、「この生徒にはどんな約束をしたか」を見失いません。
予約・決済・通話は今まで通りPreplyを使い、記録や教材の下書きをTutorHubで作るイメージです。生徒への共有は、プラットフォームの規約の範囲で行ってください。
まとめ
Preplyのプロフィールは、自分の紹介ではなく「生徒への提案」です。誰に、どんなレッスンをして、続けるとどうなれるのか。この3つを、英語とやさしい日本語で具体的に書くことが、選ばれるプロフィールへの近道です。プロフィールに書いた丁寧なフォローを、実際のレッスンで無理なく続けたい方は、TutorHubの無料プランで試してみてください。
