「先生、前回の単語、もう一回送ってもらえますか?」
レッスンの前に、こんなメッセージが届くことがあります。
チャットをさかのぼって、前回のレッスンで出てきた単語を探す。いくつかは別の日のチャットに混ざっていて、結局まとめ直して送る。5分ほどの作業ですが、これが何人もの生徒から、何度も起きます。
生徒が悪いわけではありません。レッスン中のチャットは流れていくので、あとから探すのは生徒にとっても大変です。
この記事では、単語リストを「なくならない形」で渡す方法をまとめます。

生徒が単語をなくしてしまう理由

- チャットに埋もれる:単語、あいさつ、予約の話が同じ場所に並んでいる
- レッスンごとにバラバラ:前回の単語と、その前の単語が別々の場所にある
- 意味や例文がない:単語だけ送ると、あとで見ても思い出せない
つまり、「送った」だけでは、生徒にとっては「渡された」ことになっていないのです。
単語リストは、こう渡すと見返してもらえる
① 単語には、読み方と意味と例文をつける

志望動機(しぼうどうき)— reason for applying 例:志望動機を教えてください。
単語だけより、例文が1つあるほうが、あとで見たときに使い方を思い出せます。
② レッスンごとではなく、生徒ごとに1か所にまとめる

毎回チャットで送るのではなく、生徒ごとに「単語リスト」を1つ作って、そこに足していきます。共有のドキュメントやスプレッドシートでも構いません。生徒は「ここを見れば全部ある」とわかります。
③ 次のレッスンの最初に、2〜3個だけ復習する
単語リストを渡しても、見返す習慣がないと使われません。次のレッスンの最初に「前回の単語、覚えていますか?」と2〜3個だけ聞くと、生徒はリストを見るようになります。短い宿題にするのも効果的です。宿題の出し方は 続けてもらえる宿題の出し方 にまとめています。
手作業でやると、結局まとめる時間がかかる
共有ドキュメントに単語を足していく方法は効果がありますが、生徒が10人いれば10個のドキュメントを毎回更新することになります。読み方や例文までつけると、1回5分では終わりません。
単語は、記録と一緒に自動でまとまるようにした

私が作っている TutorHub では、レッスン後にチャットを貼り付けると、AIが要約・フィードバックと一緒に「今日の単語」をまとめます。
まとめた単語は、生徒ごとの専用ページに積み重なっていきます。生徒はログイン不要のURLを開くだけで、これまでの学習記録、フィードバック、学んだ単語のリスト、使った教材を見返せます。「前回の単語、もう一回送って」と言われたら、そのURLを送るだけです。
記録をもとに、宿題クイズ(選択・穴埋め・線でつなぐ・並べ替えなど)も自動で作れます。生徒はスマホで解いて、結果は講師にも共有されます。
無料プラン(生徒3名まで、カード登録不要)で試せます。まずは1人の生徒で、今日のレッスンのチャットを貼り付けて、生徒ページを開いてみてください。
まとめ
- 生徒が単語をなくすのは、チャットに埋もれて「渡された」ことになっていないから
- 単語には読み方・意味・例文をつける
- レッスンごとではなく、生徒ごとに1か所にまとめる
- 次のレッスンの最初に2〜3個復習すると、リストを見る習慣ができる
- まとめる作業が重いなら、記録と一緒に自動で単語リストができる仕組みにする
「もう一回送って」が来なくなると、生徒が自分で復習できているということです。講師にとっても、生徒にとっても、うれしい変化です。




