日本語を教えているのに、レッスン後のフィードバックは英語で書く。
「この言い方で、ちゃんと伝わるかな」 「もっと自然な英語があるんじゃないか」
翻訳アプリで確かめて、言い回しを直して、気づけば1人のフィードバックに15分。生徒が多い日は、それだけで1時間以上かかってしまいます。
しかも、生徒は英語話者とは限りません。スペイン語、フランス語、韓国語。本当は生徒の母語で書いたほうが伝わるのに、そこまでは手が回らない。
この記事では、英語のフィードバックに時間がかかる理由と、短く・伝わるように書くコツをまとめます。

時間がかかるのは、英語力のせいではない
フィードバックに時間がかかる理由は、英語力よりも「毎回ゼロから考えている」ことにあります。
- 何を書くかを毎回考えている
- どう書くか(英語の言い回し)を毎回考えている
- どこまで書くかが決まっていない
この3つを決めてしまえば、英語が得意でなくても、フィードバックは5分で書けます。
① 何を書くか:3つの型に決める

フィードバックは、次の3つだけで十分です。
- よかった点:今日できるようになったこと
- 課題:次に気をつけること(1つだけ)
- 次回の提案:次にやること
課題をたくさん書きたくなりますが、1つに絞ったほうが生徒は覚えていられます。
② どう書くか:言い回しを使い回す

型が決まれば、英語の言い回しも使い回せます。
よかった点
Your self-introduction sounded very natural today! You used the te-form without hesitation. Great job!
課題
Let's keep working on polite expressions like 「〜させていただきます」. Try to slow down a little when you're nervous.
次回の提案
Next time, let's practice explaining your motivation in polite Japanese. Let's review today's vocabulary at the beginning of the next lesson.
ほかの例文は フィードバック例文集 にまとめています。
③ どこまで書くか:3〜5文で止める
長いフィードバックは、書くのも読むのも大変です。3〜5文で十分です。大事なのは、具体的であること。「Good job!」だけより、「何がよかったか」が書いてあるほうが、生徒は上達を感じられます。
日本語も添えると、それ自体が教材になる

中級以上の生徒には、日本語のフィードバックに英語を添える形もおすすめです。
自己紹介、とても自然に言えていました! Your self-introduction sounded very natural!
生徒にとっては、フィードバックそのものが読む練習になります。
生徒の母語で書くのは、手作業では難しい
英語以外の言語で書いてあげたい生徒もいますが、手作業で毎回やるのは現実的ではありません。翻訳アプリにかけて、意味が合っているか確かめて…とやっていると、時間はさらにかかります。
フィードバックの下書きと翻訳は、任せられる

私が作っている TutorHub では、レッスン後にチャットを貼り付けるだけで、AIがフィードバックの下書きを作ります。生徒の過去の記録も踏まえて、「今日できるようになったこと」と「次回に向けて」をまとめてくれるので、講師は確認して直すだけです。
フィードバックは、生徒の言語(19言語)に翻訳できます。生徒はログイン不要の専用ページで、日本語の原文と翻訳を見比べながら読めます。
無料プラン(生徒3名まで、カード登録不要)で試せます。まずは今日のレッスンのチャットを貼り付けて、フィードバックがどう出てくるか見てみてください。
まとめ
- フィードバックに時間がかかるのは、英語力より「毎回ゼロから考えている」から
- 「よかった点・課題1つ・次回の提案」の3つに決める
- 英語の言い回しは使い回していい。3〜5文で止める
- 中級以上は日本語+英語にすると、それ自体が読む練習になる
- 下書きと翻訳は任せて、講師は確認するだけにする
フィードバックの時間が短くなれば、そのぶん次のレッスンの準備や、自分の休憩に使えます。レッスン前後の作業全体については、50分のレッスンなのに時給が半分 にまとめました。




