「先生、私、上達していますか?」
生徒にこう聞かれて、「はい、とても上達していますよ!」と答える。
でも、本当は、具体的に何がどう変わったのか、すぐには思い出せない。
オンラインで教えていると、こういう場面があります。特に中級あたりの生徒は、自分の成長に気づきにくく、不安になりやすい時期です。そこで講師が具体的に答えられないと、生徒は「このまま続けて意味があるのかな」と感じてしまいます。
この記事では、生徒の成長を具体的に説明できるようにする方法をまとめます。

成長を説明できないのは、記憶に頼っているから
講師は毎回のレッスンで、生徒の変化に気づいています。でも、それを覚えておけるのは、せいぜい数回分です。
- 1か月前に何ができなかったか
- いつから、何ができるようになったか
- いくつの単語を学んだか
これを頭の中だけで覚えておくのは無理です。だから、成長を説明するには、比べられる記録が必要です。
成長を説明するための記録の残し方
① 毎回「できたこと」と「課題」を分けて書く

できたこと:自己紹介を最後まで止まらずに言えた 課題:志望動機で敬語が混ざる
この2つが毎回残っていれば、1か月前の「課題」が、今日の「できたこと」に変わっている瞬間が見つかります。
② 最初のレッスンの様子を残しておく
体験レッスンや最初のレッスンで、「どれくらい話せたか」を書いておきます。
自己紹介:30秒ほど。名前と国まで。
これがあると、あとで「最初は30秒だったけど、今は2分話せていますね」と言えます。体験レッスンの流れは 体験レッスンの時間配分と流れ にまとめています。
③ 数字で残せるものは、数字で残す

- レッスンの回数
- 学んだ単語の数
- 宿題の正解率
数字は、生徒にとってわかりやすい成長の証拠です。
成長の伝え方
「前は〜、今は〜」で伝える

1か月前は、て形の活用でよく止まっていましたが、今日は一度も迷いませんでしたね。
比べる形で伝えると、生徒は自分の変化に気づけます。
節目に、振り返りの時間をつくる
10回目のレッスン、1か月、3か月。節目に5分だけ、これまでの記録を一緒に振り返る時間をつくると、生徒は「続けてきてよかった」と感じます。生徒が上達を実感していると、レビューも書いてもらいやすくなります。レビューについては Preplyのレビューが増えないとき にも書きました。
記録が積み重なると、成長は自然に見えてくる

私が作っている TutorHub では、レッスン後にチャットを貼り付けるだけで、AIが要約・フィードバック・単語をまとめた記録を作ります。記録は生徒ごとに並んでいくので、1か月前の記録と今日の記録を見比べられます。
総レッスン数や学んだ単語の数、直近30日のレッスン数、はじめてのレッスンの日付も自動で集計されます。生徒はログイン不要の専用ページで、これまでのフィードバックや学んだ単語、宿題の結果を見返せるので、自分の成長を自分で確かめることもできます。
無料プラン(生徒3名まで、カード登録不要)で試せます。まずは1人の生徒で、今日のレッスンの記録を作ってみてください。記録が5回分たまるころには、その生徒の変化が見えてきます。
まとめ
- 成長を説明できないのは、記憶に頼っているから
- 毎回「できたこと」と「課題」を分けて書く
- 最初のレッスンの様子と、数字で残せるものを残す
- 「前は〜、今は〜」で伝える。節目に振り返りの時間をつくる
- 記録が積み重なれば、成長は自然に見えてくる
「上達していますか?」に具体的に答えられる講師は、生徒にとって続ける理由になります。予約が途切れがちな生徒への対応は、生徒のモチベーションに振り回されないために にまとめました。




