Preplyで生徒が増えてきたら、次に困るのは「管理」。オンライン日本語講師が人数の多い時期を乗り切る仕組み
Preply2026年10月24日 ・ 6分で読めます

Preplyで生徒が増えてきたら、次に困るのは「管理」。オンライン日本語講師が人数の多い時期を乗り切る仕組み

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Preplyで教え始めてしばらくは、「どうやって予約を入れてもらうか」が一番の悩みです。プロフィールを直し、料金を考え、体験レッスンの流れを工夫する。

そして、少しずつ定期の生徒が増えてくると、今度は別の悩みが出てきます。

  • レッスンの直前に「この人、前回どこまでやったっけ?」とチャットをさかのぼる
  • 同じ生徒に、同じ例文を2回出してしまう
  • 宿題を出したかどうか、思い出せない
  • しばらく予約がない生徒がいることに、あとから気づく

私もPreplyで12人以上の生徒に日本語を教えていますが、人数が増えてから一番困ったのは、教え方ではなく管理でした。この記事では、生徒が増えたときに何が起きるのか、そして人数が多い時期を無理なく回すための仕組みをまとめます。

生徒が増えると起きること:前回の内容を忘れる、宿題の出し忘れ、休んでいる生徒に気づかない

生徒が増えると、何が起きるのか

「前回どこまで?」を思い出せなくなる

生徒が3人のうちは、頭の中だけで覚えていられます。でも、1日に何人も続けて教えるようになると、前回の内容、出てきた単語、生徒が話していた近況が混ざってきます。

レッスンの最初の数分を「前回は何をしましたか?」と生徒に聞くことに使うと、生徒には「覚えていてくれない」と伝わってしまいます。直前の準備については 「前回どこまで?」をなくす方法 でも詳しく書いています。

宿題とフォローが抜ける

「次回までにこれをやってきてください」と言ったのに、次のレッスンで確認するのを忘れる。生徒も講師も忘れると、宿題はそこで止まります。人数が増えるほど、こうした「小さな抜け」が増えていきます。

休んでいる生徒に気づかない

予約が入っている生徒には目が向きますが、予約が止まっている生徒は、カレンダーに出てこないので見えなくなります。気づいたときには1か月以上たっていて、声をかけにくくなっていることもあります。

なぜ管理が追いつかなくなるのか

予約や支払い、メッセージのやりとりは、プラットフォームがまとめてくれます。でも、生徒ごとの学習の中身、つまり「何を教えて、何が苦手で、次に何をするか」は、講師が自分で持っておく部分です。

ここが、チャットの履歴、手書きのノート、スマホのメモ、自分の頭の中に分かれていると、人数が増えたときに一気に追いつかなくなります。必要なのは、がんばって覚えることではなく、情報が1か所に集まる仕組みです。

仕組み1:生徒ごとに「1人1ページ」を作る

1人1ページに書く項目:基本情報、目標、前回やったこと、苦手なところ、宿題、次回やること

まず、生徒1人につき1ページを用意します。ノートでも、スプレッドシートの1シートでも、メモアプリの1ノートでもかまいません。大事なのは、その生徒の情報が全部そこにあることです。

項目 書くこと 例
基本情報 レベル、国、使う言語 初級、アメリカ、英語
目標 何のために日本語を学んでいるか 半年後の旅行で困らない会話
前回やったこと テーマと新しい表現 て形、「〜てもいいですか」
苦手なところ 何度も出る間違い 「おいしいでした」
宿題 出したものと、確認したか 例文5つ(未確認)
次回やること 次のレッスンの最初にやること 宿題の答え合わせ→ない形

目標の聞き方は 学習目標の立て方 にまとめています。全部を最初から埋める必要はありません。体験レッスンのあとに基本情報と目標だけ書き、あとはレッスンのたびに少しずつ足していけば十分です。

仕組み2:レッスン後3分で「3行メモ」を書く

レッスン後3分の3行メモ:今日やったこと、直したこと、次回やること

1人1ページを作っても、更新しなければ役に立ちません。おすすめは、レッスンが終わったら3分だけ使って、次の3行を書くことです。

  1. 今日やったこと:テーマ、新しい単語や表現
  2. 直したこと:今日出た間違いと、正しい言い方
  3. 次回やること:次のレッスンの最初にやること(宿題の確認など)

3行だけなら、レッスンが続く日でも書けます。次のレッスンの前にこの3行を読めば、「前回どこまで?」に迷わなくなります。もっと詳しい項目がほしい場合は レッスン記録テンプレート をそのまま使ってください。

ポイントは、次のレッスンが始まる前に書くことです。2人分ためると、どちらの生徒の話だったか混ざってきます。

仕組み3:週に1回、全員を見直す

最後に、週に1回、10分ほど時間をとって、生徒全員のページをざっと見直します。見るのは次の3つです。

  • 予約が止まっている生徒はいないか:2週間以上空いていたら、軽くメッセージを送る
  • 宿題が「未確認」のままの生徒はいないか:次のレッスンの最初に確認する
  • 目標に近づいているか:1か月前と比べて、できるようになったことを1つ書く

予約が止まっている生徒には、「最近どうですか?前回の続きで、〇〇をやりましょうか」と、前回の内容にふれて声をかけると、返事をもらいやすくなります。生徒のペースに振り回されないための考え方は 予約が来ない生徒との付き合い方 にも書いています。

また、「できるようになったこと」を書きためておくと、生徒に成長を伝えるときや、料金を見直すときの材料にもなります。値上げの考え方は Preplyの料金設定 をどうぞ。

人数ごとの目安

  • 〜5人:ノートやメモアプリで十分。1人1ページだけ作っておく
  • 5〜10人:レッスン後3分のメモを習慣にする。週1回の見直しも始める
  • 10人以上:記録を書く時間そのものが負担になってくる。テンプレートを固定するか、記録をまとめられるツールを使う

管理方法ごとの向き不向きは 生徒管理方法の比較 で詳しく比べています。

TutorHubなら、生徒ごとの情報が1か所にまとまる

私が作っている TutorHub は、この「1人1ページ」をそのまま形にしたツールです。生徒ごとに、レベル・目標・講師メモ・継続中か休会中かを登録でき、レッスンを記録するたびに、総レッスン数や学んだ単語の数などの学習統計がたまっていきます。

TutorHub:生徒一覧から生徒ページを開くと、目標と学習統計が見られる

レッスン後の「3行メモ」も、チャット欄のコピーや気づいたことのメモを貼り付けると、その生徒のこれまでの記録をふまえて、AIがレッスンの要約・フィードバック・次のステップ・単語リストにまとめます。できた文面はその場で直せます。

TutorHub:AIが作ったレッスンの要約・フィードバック・単語リスト

まとめた内容は、生徒用のページで生徒にも共有できます(生徒はログイン不要)。どんな画面になるかは、サンプルの生徒ページ で登録しなくても見られます。

TutorHubは無料プラン(生徒3名まで・カード不要)で試せます。生徒が増えてきて管理が気になり始めたら、まずは3人分だけ移してみてください。TutorHubを無料で始める

まとめ

  • 生徒が増えると、「前回の内容」「宿題の確認」「休んでいる生徒」が抜けやすくなる
  • 原因は記憶力ではなく、生徒の学習の中身が何か所にも分かれていること
  • 生徒ごとに「1人1ページ」を作り、情報を1か所に集める
  • レッスン後3分で「今日やったこと・直したこと・次回やること」の3行を書く
  • 週に1回、予約が止まっている生徒と未確認の宿題を見直す

予約が増えるのは、講師としてがんばってきた結果です。人数が増えても一人ひとりをちゃんと覚えていられる仕組みがあれば、その生徒たちに長く続けてもらいやすくなります。

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